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Sumiyama Tanada Story

棚田物語 (すみやま 編)

 作詞・作曲・歌/香月孝夫


 
 


優しくそよぐ 春の風 はしゃぐ子供の声がする
おたまじゃくしも おどろいて 眠い目こすり 目が覚める
清らかな水と 母なる大地

 すみやま すみやま 棚田物語
 すみやま すみやま 棚田物語

わが子のように 愛情込めて ちっちゃな ちっちゃな 命を植える
ふりそそぐ 陽射(ひざし)をあびて すくすく育て 天まで届け
水面(みなも)にゆれる 家族の笑顔

 すみやま すみやま 棚田物語
 すみやま すみやま 棚田物語

お隣さんと 背比べ ずいぶん ずいぶん 大きくなりました
青空を飛ぶ 小鳥達 ここまで届けと エールを送る
ふかふか鮮やか 緑の絨毯(じゅうたん)

 すみやま すみやま 棚田物語
 すみやま すみやま 棚田物語

ほのかにあぜ道 色ずく頃 みんなの笑顔に 笑い声
頭(こうべ)をたれる 稲穂達 とうさんかあさん ありがとう
恵み豊かな 銀穂の景色

 すみやま すみやま 棚田物語
 すみやま すみやま 棚田物語

 すみやま すみやま 我らの宝物



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【 棚田物語 】語句の解説

■「銀穂(ぎんぽ)」

  「銀穂」とは一般的には「ススキ」のことを指しますが、
この「棚田物語」の歌詞においては
「美味しい銀しゃりの詰まった黄金色の稲穂」という意味で用いています。
また、「銀シャリ」の語源は、インドの仏教用語「仏舎利(ぶっしゃり)」
に由来しています。仏舎利は火葬されたお釈迦様の骨のことで
仏教では大変尊ばれています。
この仏教の考え方では「輪廻(りんね)」というものがあり、
その中で「仏舎利」は廻りめぐって人間を生かす五穀にも変化していく。
つまり、お米は仏様の化身であり尊いものであるとされてきたのです。
そのためピカピカに光ったお米を「銀しゃり」と呼ぶそうです。
このような意味をこめて、「銀穂」という言葉を用いました。
是非、この言葉を通して、「お米の尊さ」や「感謝の心の大切さ」を
感じていただければ幸いです。

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